●SD シャア専用リックドム●
MS-09R リック・ドムは、U.C.0080に入って暫時配備されたジオン公国軍の空間戦闘用次期主力MSである。ザクよりも一回り大きい上に、装甲強度は倍以上であるにも関わらず、小回りも効くという高性能機であった。リック・ドムが携行する武装の内、最も特徴的なものの一つが”ビームバズーカ”と呼ばれる武装で、いくつかの部隊において試験的に運用されていたという記録も残っている。生産性が低くエネルギーチャージに時間がかかるなどの問題はあったものの、公国軍のムサイ級巡洋艦の主砲に匹敵する威力を持ち連邦軍の量産型MSが実装するビーム兵器より強力であったとされている。この”ビームバズーカ”装備のリック・ドムで最も著名な機体が「赤い彗星」の名で知られるシャア・アズナブル中佐機である。
シャア・アズナブル ドズル中将揮下の宇宙攻撃軍に所属、ルウム戦役の活躍で「赤い彗星」の名で敵味方双方に知られるようになった、ジオン軍のエースパイロットであるが、その実態は、”ジオン共和国”創設者であるジオン・ズム・ダイクンの遺児”キャスバル・レム・ダイクン”。 父を殺し、宇宙移民者をミスリードしようとするザビ家への復讐を目的としていたが、サイド7での遭遇以来ガンダムを駆るアムロ・レイとの因縁の中でニュータイプへと覚醒して行き、一年戦争の末期には、戦争の帰趨や己の復讐よりも大きな時代の流れに目をむけ、捉えようとした。
おなじみ”ギレンの野望”よりシャア専用リック・ドムのカラーバリエーションです。
パーティングラインの処理、繋ぎ目のパテ処理。下地サーフェイサー1200番。もともとSD向きのデザインなのか、このドム、非常にプロポーションが良く、ドムの重厚感を十分に伝える良キットです。(^−^)