ベースキット 1/100 グフカスタム

 

 大好きなグフカスタム(ノリス・パッカード大尉機)を造ってみました。
劇中で、ノリスがグフに「Jever(イェーヴァー)」と呼びかけると、自動反応し起動したので
多分これがノリスのグフの愛称だと思います。(ラテン語表示にしてみました。)

 正直、08小隊のノリスのグフは鳥肌物でしたが、キットを見る限りはその凶悪さがほとんど無い・・・
なもので、今回は思い切って大改造(自分の中では)を行うことにしました。
コンセプトは、マッチョで強そうなグフです!

キットの特徴

 素組みはこんな感じです。

 (細っ!)
 よく動くのはイイんですが、キットの出来があまりにも悪い!もうどこからイジろうか迷うほど凄い状態!!(笑)
 先ずプロポーションは、大河原なんだかカトキなんだかよく判らない絶妙なライン!何せどちらにしても細すぎる!!
 言わせてもらえば、プレステに合わせて造ったんじゃないかと思うほどゲームには忠実。
 正直、08小隊「震える山」のグフは鳥肌物でしたが、キットを見る限りはその凶悪さがほとんどありません・・・
(ってか、弱そ〜・・・。つдT)
 ご覧の通り、言い出せば山ほど言いたい事はありますが、先ずはとにかく太く、ボリュームアップすることを考えました。

製作工程

 正直、08小隊のノリスのグフは鳥肌物でしたが、キットを見る限りはその凶悪さがほとんど無い・・・
なもので、今回は思い切って10数年ぶりの大改造(自分の中では)を行うことにしました。コンセプトは、マッチョで強そうなグフです!

頭部

 グフの改造の手法として凶悪面が流行っていますが、凶悪面というよりも設定資料に近い顔にしたかったので、E8パーツの削り込みは控え目の約0.8mm。
E9パーツはひさし部分を若削り込んで劇中風に整形。E18ダクトパーツも、劇中に比べて若干長い感があったので、先端を1.5mm削り飛ばして、ダクト内側を削り込み見かけを大口径化。内部パーツもそれに合わせて、中間地点から切り飛ばしてサイズが合うように短縮。さらにE18パーツは、メインカメラ側を設定のように、若干削り込んみました。これにより、設定に近い凶悪感とグフっぽさ出たと思います。また、頭部羽飾りもエッジが効くように削り込んであります。







メインカメラ

 発光モノアイは男のロマン!と言う事で、やっちゃいました・・・。(笑)

 使用したのは白色LED。工具屋に行って買うと高いので、100円ショップのLEDキーホルダーをバラして使用。これを買うと、ボタン電池も付いてくるのでかなりお得!(?)
 入っていたケースを加工すれば、電池BOXも要りません!!(笑)
とりあえず、このLEDキーホルダーを使って必要になってくるのは、メインカメラから電源につなぐ銅線のみ。グフは頭が小さいので、ズゴックのように可動させるのは難しいですが、一応少しだけ動くようにしてあります。頭の中のギミックをあちこち切り貼りして何とか収めたので、外見は一応見れますが、内部は・・・。(A^^;)
白色LEDは、クリアーレッドで塗装してあります。








胸部

 設定資料のように、頭が肩に埋まったような状態を再現するため、胴体フレームの天面を切り離し、約2mm詰める。 
 この時そのままの位置に接着すると、首が異様に前にあるような感じになるので、ベースを2mm後退させた位置で接着。
これにより、頭部を接合すると顎を引いたような感じになります。
首を詰めたあとは、あちこち隙間だらけになるのでプラ板とパテでギミックを適当に製作。(笑)
 また、胸部アーマーのボリュームが若干足りなく感じたので、1.5mmほど先端部分に肉盛りを行いました。


胴部

 特に改造は無いのですが、コクピットすぐ下の両サイドにあるモールドが設定資料には無いので埋めさせて頂きました。





腰部

 スカ−ト部分は完成写真を見るかぎりでは「設定に近いかな?」と言う感はあったのですがキットの緩いカーブがどうにも気に食わなかったので、裾部分を切断。
 ふくらはぎのボリュームアップに伴い隙間が出来てしまうため、腰サイドアーマーの股関節側を、プラバンとパテを使って整形。
設定資料とは若干異なりますが、「MSらしさ」は再現できたかな?と思っています。
 また、ふんどし部分にプラ板で2.4mm肉盛りし浮き上がった部分はポリパテで修正を行いました。下の部分では、3mm上ボリュームアップしています。



股関節

 股関節は前のふんどし部分を残して後部分を正方形になるように切り落とし、縦横をひっくり返して際接着。
 この作業でふくらはぎ部分が約2〜3mm上方に詰まった感じに接続されます。
 外見上キットより短足になるのですが、バランス的に妙に間延びした感じがなくなります。


ふくらはぎ

 MGグフのキットのウィークポイント、ふくらはぎ。妙に細かったので、ポリパテで肉盛りを行いました。


肩アーマー

 スパイクを全て切り落とし、市販の丸ノズルとバーニアを削り込んでスパイク基部を製作。肩アーマーは全体的に引けが出ていたので、ペーパー掛けで表面を均一化。
 アーマーの縁は、設定資料を基に肉抜きを行い薄肉化。各部リベットを社外既製品で追加し、ディテールアップ。



スパイク

 大型スパイクが少々迫力不足に感じたので、基部に1.2mmのプラ版を挟み込み、エポキシパテでボリュームアップを行いました。


ランドセル

 外見的な改造は上部ダクトをメッシュにし、リベットでディテールアップしただけです。内部にはメインカメラ点灯用の配線が仕込んであります。

武器

 ヒートサーベル:キットの物を削り込んで刃物っぽくしています。ガトリングシールド:ノーマルのままです。
 35mmバルカン砲:ノーマルのままです。

サフ

 全身を1000番の耐水ペーパーにてペーパー掛けした後、クレオスの缶スプレー1000番を吹きました。
塗装

 キットの色は、劇中のグフカスタムに比べて若干色合いが明るすぎるので再度調色しなおしました。
 
 ○頭、腕、脚部などの基本色
 
 
 ○胴体
  グフカスタム専用胴体色の青(90%)+ミッドナイトブルー(10%)
 
 ○関節・ランドセル
 
 
 ○蹄
  グフカスタム専用グレー
 
 ○メインカメラ
  クリアーレッド
  塗装後スミイレと少々のウエザリングとパステル処理をし、艶消しクリヤーで最終処理を行いました。
(盾は、ガトリングシールドとガトリング砲のない物を用意しました。)

製作後記

 着手後3ヶ月、ようやくJeverが完成しました。
個人的には、まだ納得の言って無い部分が数箇所あるんですが、10年数ぶりのプラモデルの改造製作としてはまあ合格点といったとこかな?(笑)それなりに納得行く結果になったので、まあ良し!
 機会があれば、もう一機作ってみたい・・・と思いつつ、今”青い巨星”ランバ・ラルのグフを製作中!
半年ほど止まっているのは内緒ですが、乞う御期待!!(いつ完成するかは不明。)

 


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