グフ

MS-07B グフ

 MS-07シリーズ。いわゆる”グフ系”の機体は、Jタイプに次ぐ陸戦用MSとして開発された。重力下で存分に機能する機動性と、来るべき対MS戦に備える格闘性能の向上を目的として、装甲を強化、冷却システムが大容量化され、脚部には空間戦闘用のものとは異なる仕様の補助推進システムが搭載された。試作機にはYMS-07のナンバーが与えられ、試験終了後、若干の設計変更を受けて量産化されている。06F及び06Jの重力下での実戦投入から、07、08系の機体開発に至る期間は非常に短いものだったが、公国軍の技術者は決して場当たり的に陸戦用MSを開発したわけではなかった。
 いわゆる陸戦に特化されたMSの基本的な着想そのものは、.C.0076年12月の局地戦MSの開発が着手された頃に遡るが、その必要性が上層部に理解されるまで、数ヶ月に及ぶ06Jの実働データの解析を待つ必要があったことも否定できない。しかし、それまでに蓄積された多くのシュミレーションがなければ、生産ラインの転換も含む地上での迅速な適応拡散はなかっただろう。07系の機体は、基本的には06J型の実戦投入で得たデータをもとに、設計段階から機体の軽量化を徹底し、同時に装甲を強化した機体であると総括できるが、同時に”地球環境”に徹底的に適応するためのテストヘッドでもあった。 地上における移動力向上のため、開発当初からドダイYSとの連携がオプションとして想定されていたため、連携用の通信機能強化端末としてブレードアンテナが標準になっているほか、いわゆる”飛行試験タイプ”のバリエーションも多い。それらの開発に当っては、MS生産技術が浸透したこともあって、本格的に”開発”に参与した複数の企業による競争原理が働いたことも大きく作用している。脚部の動力伝達機構もこの頃に内装されるようになったと言われている。

 グフ系MSの内、Bタイプに分類される機体は、軽量化によって内装容量に余裕が生まれたため、試作3号機以降は開発段階で設計されていた固定武装を内装し、戦闘力を大幅に向上させた機体となっている。さらに脚部に装備された補助推進システムによって、機動時の初期加速向上や短距離のジャンプを可能としており、量産型はそのタイプを原型としている。ただし、そのせいで汎用性の低下があった事は否めず、07B系の機体でも装備や武装などに若干のバリエーションが確認できる。量産は主にグラナダやキャリフォルニアベースでJ型の生産ラインを更新して行われた。
 MS-07”グフ”は、単機での戦闘能力と移動力の更なる向上を目指していた。それはあたかも、MSが地球に対応していく過程を体現しているかのようであった。そしてそれは、数多くの”エース”が続々と地球上に降り、大地を席巻してゆく姿そのものでもあったのである。

 MS-07系の機体は、いわゆる06系の機体と比べ、コクピットの配置や冷却装置のハウジングなど、構造的にかなりの変更を受けている。これは、各部の部品や部材、デバイスなどが、”ザク”の量産に伴って高性能化、小型化したことが大きな要因である。
07型はM&Y公社とZEONIC社、及びZAS社のみならず、MIPやZIMMADなどがMS開発に本格的に参画し始めた時期の機体であった。それによるジェネレーターアクチュエーター、装甲材や構造材、各種エンジンやモーターといった部品は、それぞれの企業が切磋琢磨を繰り返し、競い合っていたため、躯体を構成するそれらの部材の品質向上と小型化、高性能化には目覚しいものがあった。特に06J型では深刻な問題であった機体冷却技術は格段の進歩を遂げており、補助デバイスをエネルギーサプライのターミナルに分散配置することで、圧倒的な運動性の向上に成功している。並行して機体の軽量化と装甲の強化が達成され、一説には、コクピット周辺が損壊しても、駆動系や操縦系統に致命的なダメージを受ける事がなかったという事例も報告されている。


SPEC


型式番号 MS-07B (YMS-07B)
所属 ジオン公国軍
建造 ジオニック社
生産形態 量産機
頭頂高 18.2m
本体重量 58.5t
全備重量 75.4t
ジェネレーター出力 1,034kW
スラスター総推力 40,700kg
センサー有効半径 -
装甲材質 超硬スチール合金
武装 75mm5連装フィンガーバルカン
ヒート・サーベル(グフサーベル)
ヒートロッド
ヒートホーク
シールド
MMP-78ザク・マシンガン

ヒート・ロッド

 07Bの固定武装として採用されたいわゆる電磁ムチ。
微細な圧電アクチュエーターを含有する特殊構造のデンドリマーと、
それを覆う導電率の高い重合体で出来ている。

5連装75mm機関砲

 07Bの固定武装として採用された機関砲。
マニュピレーターとしてはほとんど機能せず、形状も規格外
のため、シールドなどは専用のもの以外使用できない。

ヒート・サーベル Type-βW

 グリップに充填された形状記憶処理済みの高分子化
合物によって瞬時に発熱体を形成し、灼熱化した巨大
な剣を形成する斬撃用の武装。発熱体の主成分は
セラミック系の微粒子で、基本的には使い捨ての武装。

グフシールド

 07Bの椀部に装着する専用シールド。
遠距離からの狙撃対策というよりは、近接戦闘時の
実体弾や打蹴、暫撃を減免するための機能を重視
した構造となっている。

MGグフを製作!

パーティングラインの処理、合せ目処理、エッジ出し
下地サーフェイサー1000、 つや消しトップコート。

動力パイプがメンドクサイイ!!
もうイヤダ!
動力パイプ以外は足や腕も塗りわけがしやすく
リハビリにはちょうど良かったです(^−^)

塗装はGFF風オリジナル調合。指定色ではアリマセン。
腕の外側は、オリジナルの塗りわけ〜
写真では判りにくいけど、モノアイはシルバーベースに
クリアレッドで仕上げ。でもあんまり光拾ってない(TT

 



TOP〕〔戻る
inserted by FC2 system