RZ350

 

 RZ350は1979年のパリショーで、RD350LCとしてデビュー。各地のレースで活躍するヤマハのレーサーを思わせるスタイル、水冷2気筒エンジン、リヤのモノクロサスペンションなどによりモーターサイクルファンの注目を集める一台となった。ヨーロッパでは翌1980年に250cc版のRD250LCと共に販売が開始され、そ
のエキサイティングな走りはより一層高い評価を集めた。一方、日本ではRZのネーミングで、まず250cc版が80年夏に、続いて、RZ350は81年2月に市販が開始。ナナハンキラーとまでいわれる高性能ぶりが日本のモーターサイクルファンにも高い評価を集めたことは言うまでも無い。

 RZ350の特徴はもちろんそのエンジンである。2サイクル水冷2気筒エンジンはヤマハのレーサーを髣髴させる。水冷化により騒音をなるべく低く抑え、さらにエンジンの過熱による性能の低下も防ぎ安定した性能を発揮。ヤマハ独自の7ポートトルクインダクション機構により、347ccの排気量で45psを発生。このエンジンはコンピューターにより解析された前後二点でダブルクレードルタイプのフレームにラバーを介してマウントされる。オーソゴナル・エンジン・マウントとよぱれるこの搭載方法は2サイクルエンジン独特の振動をフレームに伝えず、マウント部分で吸収する。この方式の採用はフレームの軽量化にもつながり、車両重量は乾燥重量で143kgに収まった。143kgの軽さと45psのパワーのコンビがナナハンキラーと呼ばれる高性能を生み出した。

 サスペンションも特徴の一つ。フロントはオーソドックスなテレスコピックタイプだが、リヤはヤマハがモトクロッサーやロードレーサーで開発してきたモノクロサスペンションを装備。高性能に見合ったもので、迫力のあるスタイルの一部ともなっている。6000〜7000r.p.mを越えてからの爆発的に加速していくRZ350.この2サイクルエンジンの個性を生かした明解な設計はヤマハの2サイクルエンジンに対する熱い情熱が感じられる。そして、それは世界のモーターサイクルファンの高い支持を集め、2サイクルエンジンの新しい時代を開いた。

いやー
たまにはガンプラじゃない模型もいいですね〜
エンジン細部にわたる再現等、作り手のこだわりがひしひしと伝わってくるキットです。田宮模型の技術に脱帽!

 パーティングラインの処理、塗装面はサーフェイサ-1200番で下地処理。デカールはヤマハの開発スタッフと田宮の技術者に敬意を表し、実物同様デカールを張った後クリアを吹いて仕上げております。

ホイールは気合で塗分けました。ホイール一本に約1時間・・・
この時ばかりは火炎ホイールが嫌いになりました(TT

 

 



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