SD アナベル・ガトー専用ゲルググ

 開発経緯
一年戦争末期、ビーム兵器の携行を標準化した地球連邦軍のMSの登場を受け、ジオン公国軍はF型ザクIIに代わる次期主力モビルスーツの開発に着手した。既に宇宙戦用にはツィマッド社の開発したリック・ドムの採用が決定しており、競合に敗れたジオニック社の高機動型ザクII (MS-06R-2) をベースに開発が進められた。ジオニック社はこの次期主力モビルスーツの開発にあたり、地球連邦軍のモビルスーツを意識したコンセプトに基づいて着手した。すなわちエネルギーCAPを搭載したビームライフルと、近接用兵器としてのビームサーベルの採用である。

 この次期主力モビルスーツ(=ゲルググ)の開発プランは当初MS-11として進められた。高機動型ザクII (MS-06R-2) の前に既に高機動型ザクIIビーム兵器搭載型 (MS-06R-2P) が試作されていたが、この機体はビームライフルの小型化と高出力化という課題を克服することができなかった。また、俗に先行試作型ゲルググと呼ばれるMS-06R-3は高機動型ザクII (MS-06R-2) のうちの1機を改修した機体であり、ジェネレーター出力を向上しビームライフルの開発が続けられた(なお、この機体ではビームサーベルではなくヒートサーベルを採用している)。ビームライフルの開発にはMIP社が参画して進められたが、その実用化には機体完成から3ヶ月ほど(2ヶ月近くという記述もあり)遅れた。開発の過程でMS-11という型式番号はアクト・ザクに譲ることとなりゲルググはMS-14へと改められた。

 ビームライフルを装備したゲルググの性能は高く評価され、ツィマッド社から競合機として提出されていたギャンに圧倒的な大差をつけて次期主力モビルスーツとして制式採用された(既に制式採用は決定しており、このコンペティションは形式的に行われたとも言われている)。

 量産化が決定したゲルググは10月にまず初期生産型 (YMS-14) 25機が生産された。このうち1機は赤く塗装されシャア・アズナブル大佐に届けられた(この機体はMS-14Sと呼ばれることも多い)。残りの24機は増速用ブースター及びビームキャノンパックといったオプション装備とともにエースパイロット部隊であるキマイラ隊へと配備され、実用テストを行った。このオプション装備を施した機体はそれぞれ高機動型ゲルググ、ゲルググ・キャノンと呼ばれる。

 量産型 (MS-14A) としての本生産はグラナダ、ジオン公国本土、ア・バオア・クーなど各工廠で行われ、ゲルググ全体としては738機が生産された。量産型ゲルググ (MS-14A) は初期生産型 (YMS-14) と外観上大きな差異は見られないが、緑系の塗装が制式採用されている。しかし、ビームライフルの本格生産が11月だったため完全な配備が遅くなった 配備は一年戦争末期であり、失った多くのベテランパイロットの代わりに学徒動員兵が搭乗するが、訓練不足のため機体の性能を十分発揮できないまま撃破されることが多かった。ちなみに、初期生産型同様に増速用ブースター、ビームキャノンパックのオプションを装備することが可能であり、ビームキャノンパックは122機分のパーツが生産されていた。

 

おなじみ”ギレンの野望”よりガトー専用ゲルググ
のカラーバリエーションです。

パーティングラインの処理、繋ぎ目のパテ処理。
下地サーフェイサー1200番。
SD初期のモデルのため、プロポーションは劣悪
肩の装甲は穴が開いてるし、顔はやる気なさすぎ・・・(TOT)

左)パッケージの完成写真。

そのため、肩と顔はパテとプラ版による大規模改修
を施しました。腕も破滅的でしたが、SDということ
を自分に言い聞かせ手を入れませんでした。
ドムやザクとえらい違いだ・・・・

 



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